設計図からみるプロタクト
折り紙のように1枚の革を縫わずに作るIt's/Kitは、50以上の設計図(パターン)から成り立っており、購入者/制作者により「選ぶ」「作る」「使う」という3つの工程において様々な可能性を持った革財布キットです。
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Choice:「選ぶ」
パーツを選ぶ。
パーツを好みや用途にあわせて選び組み合わせることが可能です。組立て前にオイ ルを塗ったり、日焼けさせたり、スタッズなどの装飾を施したり、アイデア次第でさらに個性あふれるアイテムを作ることも出来ます。
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Make:「作る」
ピンセットで作る。
革をピンセットや手で組立てます。縫ったり金具を打ち付けたりせずに作ることが出来るため、一般的なレザークラフトで用いる様な工具も特に必要ありません。カチっとさせたり、キュっとしたり、フワっとさせたり、同じパーツでも作る人によって出来上がりに違いが生まれます。
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Use:「使う」
アイテムを使う。
革は扱い方やメンテナンスの頻度等により、経年の変化に差が生まれます。 「It's/Kit」では“折り・重ね・差し込み・留め”など独自の工程からなる、独特のアタリも楽しめます。
Simplify Process (工程を簡素化する)
制作工程を簡素化するとどのような可能性が生まれるのか。
It’s/Kitでは「縫製」のプロセスをなくし、折り紙のように革を折りたたんでいき、様々なプロダクトとなる。縫製という制約をなくす(Simplyfy Sewing)ことにより、そこを起点にして様々な可能性が生まれました。データ化された設計図(パターン)はレーザーカッターなどのデジタル工作機器を使用することにより、データを共有し、どこでも、誰でもプロダクトの設計図をカット、折り込んでいき、作ることが可能である。
修繕と改造
縫製がないため、糸がほつれるということがないIt’s/Kitは、まるでプラモデルのようにパーツを組みわせることにより、自分好みのプロダクトにすることができる。また破損した箇所は再度パーツを交換することにより、半永久的にプロタクトを使用することが可能である。